サーファーにとって車は必須アイテムですね。皆さんは車のメンテナンスはどうしてますか?!
自分で点検、馴染みの整備工場、近所のガソリンスタンドで診てもらったり。
いい車をもつ必要は全くありませんが、この時期の車のバッテリー上がりの件数は上昇傾向で要注意なんです。
車のバッテリーは走行中に放電と充電を繰り返しているのですが、この時期になるとエアコンをガンガン使うのと、夏休みで渋滞が多いのでバッテリーの負担が大きいです。ノロノロ運転だと常に放電状態になるんですよね。
自宅でこれからいざサーフトリップに出発だっていうとき、お客さんとの接待ゴルフっていうときにキーを回してもキュンキュンいうだけでエンジンがかからないシチュエーションを想像するだけでゾッとします。
そこで体のメンテナンスと一緒で車の状態も定期的にチェックしてあげることが大事なんです。
実はけんつさんは高校の野球部引退から大学を卒業するまで4年近くガソリンスタンドでアルバイトをしてました。
今は市況が変わってセルフに変わってしまったのですが当時はフルサービスで県内屈指の利用者数でした。
ガソリンスタンドといってもただガソリンを売っていればいいわけではなくて一時間あたりに何Lエンジンオイルを販売したか?合計でバッテリーを何台販売したか?など厳しいノルマが課せられてました。
歩合制なので売れば売るだけ時給が上がってたので時給が2,000円以上になることもザラでした。今は思えば部活に近い感覚もあって社員、アルバイト関係なく団結してて楽しかった思い出です。
ただそこで問題になったのが、アルバイトに限らず社員でもいたのですが、ノルマに走るあまり、販売実績が欲しくて交換の必要がないお客さんにまでエンジンオイルやバッテリー交換を勧める人が出てきたのです。
例を挙げると、給油中にマフラーの内側を指でこすると黒いススが着きますね。当然です笑。
この指を運転手にみせて
『ガソリンの燃えカスがこんなに着いてます。不完全燃焼を起こしてるので、燃費に影響します。添加剤を入れてあげれば燃えカスを取り除いてガソリンと一緒に燃やしてくれるので燃費も向上しますよ!』
なんてうまいことを言って1本1,500円*2本、計3,000円の売上です。行けそうだと踏めばボンネットも開けてエンジンオイルの添加剤のオススメからオイル交換に繋がったりします。
1本あたりの原価もたかが知れてますのでいい稼ぎになります。
添加剤を入れると多少効果はありますが、入れなければならないものでもありません。
バッテリーもこの時期ガソリンスタンドの目玉商品です。
専用のチェッカーがあるのでそれを端子に繋げるとバッテリーの状態がシールで印字されて出てきます。
数字上で10段階、レベル別で1-2がNGで交換が必要。3-5が要注意。6-10がGOODで良好を表します。大きく分けるとNG、要注意、GOODの3段階になります。
1-2がでればバッテリーが弱ってるので交換をおすすめしますが、要注意がでれば検討してもらうように提案します。
中堅社員から裏技があると教えてもらったのですが、要注意3レベルが出た場合、あと一歩でNG。
そこもう一度続けてチェックボタンを押すとNGの結果が出るのです。
反則です。その社員も人間性に問題があるからか続かなくて結局辞めてしまったのですが、押売りでセールストークしてたので、結果お客さんもどんどん離れていきました。
前に点検したばかりか交換したばかりなのに、たまたまタイミング悪く放電された状態でチェックして即効果をすすめられたら、それは信用失います。
せっかく購入してもらうんだから、納得してもらったうえで気持ちよくお金を支払ってほしいですよね。
車の状態をしっかりと伝えてあげて予算に応じて要望に応えていく。
簡単なことなんですけどノルマ至上主義になると自分の売りたい気持ちが先行してしまって相手の気持ちがどっかいっちゃう人が多いです。
しっかりと応えていけばファンも増えて勝手に売上は後から付いてくる感覚です。気持ちに余裕がなければできないのかもしれませんね。
今ではすっかりセルフ化が進んでますのでフルサービスのお店はあまり見かけなくなってしまいました。
ですが今回気になる記事を見つけたのがこれ。
結構ガソリンスタンドのオープンボンネットに不信感を抱いてる人がたくさんいるようです。
まあ無理もありません。
思い返すと、すすめられるがまま商品を購入されるお客様の中には販売員との信頼関係に関わらず、車の知識が乏しく余りに無関心な人が多かったです。知らないって怖いですよね。
最低限の知識が無いばっかりに必要のないものまで買わされてしまう。食費を中心に生活費を削ったりした涙ぐましい努力も水の泡です。
車を所有する以上は車のメンテナンスに関する知識も覚えておいた方が良いです。
エンジンオイルはこまめに変えるなら3ヶ月もしくは3,000㎞に一度。長くて長くて半年か6,000㎞に一度の期間か距離どちらか先に到達した方を目安に交換が必要です。
オイルエレメントはエンジンオイル交換2回につき1回程度。
タイヤのエアチェックは1ヶ月に一度。大抵どこのセルフでも無料で貸してくれるのでやるべきです。
挙げだすとキリがありません。交換の目安として代表例を書かせてもらいましたが、不安であれば交換をすすめられても一旦持ち帰って、身近にいる車に詳しい人に聞くのが間違いないです。
そしてその都度勉強して自分で車の状態を確認できるようにしましょう。
エンジン内部や足回り内部など外観では簡単に判断できない部分は素人であれば信頼できるプロの整備士に任せた方がいいです。
ただ素人でもボンネットを開けて、目視でも確認できるブレーキオイル、ウォッシャー液、クーラント(冷却水)、バッテリーなんかは自分でもどんな状態なのか判断できるようにしましょう。
エンジンオイルもゲージを抜いてキッチンペーパーやウエスで拭き取り、再度、抜き差しするとオイルの量が適正に保たれてるか?汚れていないかぐらいはチェックできます。
ボンネットに限らず、タイヤなんかも簡単に確認できますね。スリップサインが出てないか、ひび割れは生じてないかなど目視で判断できるところはたくさんあります。
ガソリンスタンド批判のようは内容になってしまいましたが、中には真剣にお客様のためを思って一生懸命やってる社員、アルバイトも沢山います。私のサーフィン仲間の先輩もその一人です。
実際にセルフ化が進んだことでボンネットを開けたりタイヤチェックをする機会が大幅に減ったことで車両トラブルの件数が増えてるのも事実です。
ボンネットを開けられると、あれこれとすすめられちゃうから抵抗あるんだよなぁという気持ちもわかりますが、ガソリンスタンド、ディーラーでも構いません。
信用できる整備士を見つけましょう。
それができれば苦労はしないのかもしれませんが、日頃から人を見る目というのは養っておいた方がいいです。
ただ残念なのがお客様からの信頼が厚い人は、出世も早くて、すぐに現場から上がって本社に行ってしまうんです。
整備士に限らず税理士、弁護士など士がつくパートナー選びは人生をも左右しますので、人間性を見抜けるようにしたいものです。
☆
AZ(エーゼット) CCT-001 自動車用 ガラス系コーティング剤 アクアシャインクリア 300ml [マイクロファイバークロス付き] AW301
- 出版社/メーカー: AZ(エーゼット)
- メディア: Automotive
- この商品を含むブログを見る