4月7日に緊急事態宣言が出されて一か月が経過、そして5月4日には政府が5月31日までの延長する決定を行いました。
神奈川県においては特定警戒都道府県として指定されてます。
黒岩神奈川県知事からも引き続き徹底した外出の自粛要請がなされました。
さらなる延長のお知らせを聞いてもう我慢ならないって方も多いのではないでしょうか。
今回は、サーファーが自粛するにまで至った経緯、自粛解禁見込みとなる時期を述べていきたい思います。
そもそもサーフィンって自粛する必要があったのか?
自粛の対象になるのは3密に該当するかどうか。
サーフィンは3密には該当しません。
サーフィンは屋外で波に乗るスポーツで、波待ち、波に乗っている行為すべてなにひとつ3密には該当しません。
運動不足を解消するためのウォーキングや
ランニングは推奨されているくらいです。
自転車もOKでした。
ではなぜ自粛モードになったのか。
原因はひとつではありません。
自粛ポリス存在
まず1つは自粛ポリスの存在です。
自粛要請に応じているか監視して自分のことを棚にあげてSNSなど写真をあげて晒している輩です。
最近話題になったニュースですと
都内在住20代女性が感染発覚後に実家のある山梨へ帰省し高速バスで都内へ戻った事件がありました。
この行動は確かに問題大有りで、許されるべきでもなく非難されることは想像に難くないのですが、名前、家族の職業まで晒され、人殺しと同じだと人間否定されてしまうのはいかがなものでしょうか。ネット私刑で自殺まで追いやられるケースも少なくありません。
歪んだ正義感を振りかざすのはやめて欲しいものです。
事実全く関係のない店舗が勤務先としてあげられ問合せが殺到する等の被害も出ています。
www.asahi.com
サーファーの問題行動
サーフィンも緊急事態宣言が出された後は自粛している方もいましたが、まだサーフィンできる状況ではありました。
ただ、世の中は不要不急の外出は控えるべき状況です。
そんな中、SNSをはじめ問題になったのが
想像力の働かない方々です。
サーファーで溢れかえる駐車場、海を見ると大混雑。
道路は渋滞。極めつけは海から上がったあとも
車からテーブルを出してBBQ、大声で騒ぎながら、たむろしていたところも散見されました。
そういった行為が自粛により娯楽を奪われた人の目にどう映るか…
少しでも空いているポイントを選ぶ、
乗合いで行かないで個別で動く、
サーフィンが終わったら無駄話をせずすぐに立ち去る等、各々考えれば結果は違っていたかもしれません。
ただこれは結果論で今更何を言ってもあとの祭りです。
サーフィンが生活するうえでなくてはならない方もいらっしゃるでしょう。
ただサーフィンが身近にない人にとっていくらその素晴らしさを説いたところで何の意味もありません。
そうなってくるとサーファーの存在も訝しげにみられるようになり自粛のできない不届きものとして注目を集めることとなったのです。
街角インタビューでは『子供たちだって我慢できてるのに』っていう
Twitterのキーワード検索で『♯サーファー』と入力すると『死ね』という
ワードで溢れていました。非常に残念です。
地域住民、世論により県営駐車場の閉鎖
これだけ注目を浴びてしまうと神奈川県知事も黙っていません。
地域住民が不安を感じているということで
藤沢市が管理許可する海沿いの県営駐車場を4月16日から閉鎖することになりました。
事実上のビジターサーファーのシャットアウトです。
そこでも自粛警察が出動し、民間のコインパーキングに駐車している他県ナンバーの情報がSNSで出回りました。
海付近の民間駐車場に限らず、離れた駐車場から折りたたみ自転車でビーチへ向かう強者まで。その情熱どこかで活かせないだろうか笑
そうなるとサーファー同士で色々な意見が飛び交います。
過去コロナ禍に限らず問題になっているローカルビジター論争です。
駐車場が使えなくなりサーフィンができないストレスから涼しい顔でサーフィンを続けているローカルサーファーに噛みつき始めました。
『なんでローカルはいいんだ?!』
『ビジターの方が金落してくだろ?!』
『いつでもできるんだからこういうときくらいローカルは自粛すべきだ!』
もう子供のケンカと一緒である。
『〇〇くんばっかりずるい!!』...
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4月24日から海岸への立ち入りも制限されるようになりました。
サーフィン自粛の解禁はいつ?
特定警戒都道府県については引き続き、サーフィンは自粛としています。
ただ特定警戒都道府県意外つまり特定都道府県については各自治体判断に委ねられていますが、ローカル、地元在住の方に限り段階的にサーフィン再会を目指すとしています。
ただこのローカルに限った解禁というのが波紋を呼んでいて宮崎県日南市のサーフィン連盟が大いに叩かれて炎上して
Facebookページが閉鎖してしまいました。
ローカルのみと限定しただけでなく海へ入るにも連盟への登録をするためウェット素材の腕章を購入することが条件とのことで、一体
なんの権限でやってるんだと非難轟々でした。
サーフィン自粛にいたる経緯もそうですが
考えてうまく作文できないものかと残念に思います。
配慮が足りないんですよね。
ローカルに限定する理由がビジターと双方納得のいくものなのか、徴収される費用の使い道がなんなのか。例えばビーチの環境美化、ビーチクリーンやこの先も皆が気持ちよく永くサーフィンできる為に使われるのなら異議なく支払ってくれる人も少なくないはずです。
5月6日の夕方、日本サーフィン連盟千葉東支部のtweetで
いすみ市サーフィン業組合からのお知らせとしてビジターは5月7日以降も引き続き自粛、
ローカルは一定の制限を設けつつ段階的にサーフィン再会を目指すとしています。
ビジターの方はカチンとくる表現かもしれないですが私なりにポジティブに考えると明るい兆しが見えてきたのではないかと考えています。
流れからするとビジターの制限は地域の活性化を踏まえても難しいのではないかと思います。
当然コロナの終息が絶対条件となりますが
本日5月8日時点、朝日新聞デジタルの発表によりますと東京都で新たに39人の感染確認、1日あたりの感染者数が50人を下回るのが3日連続となっています。
個人的見解ですが、2週間もすればビジター含め解禁になると思います。
www.nsa-surf.org
まとめ;コロナ禍で消耗もったいない
自粛ポリスばっかり責めてしまいましたが、
誰でもなり得る危険性をはらんでいます。
私も少し前まではサーフボードをもって海へ向かう人がいると無意識に目で追っていることがありました笑
今では自分の置かれている状況を客観的にみて
楽しめています。
自己分析をすると、気持ちに余裕があるからだと思います。
自粛ポリスも自分を厳しく律するあまりストレスの反動が原因です。
どんな人間でも追い込まれると普段潜めている差別、偏見が出てくることもあります。
属する環境、心の状態による影響が大きいものだと考えます。
いかに自分のマインドをフラットに保てるか試されています。
良い機会だと思ってヨガ、瞑想など自分にあった気持ちを穏やかに保つ術を身に着けましょう。
今後の人生がより明るい未来となることを祈ってます。
※サーフィンは私の価値観において家族に次ぐ最重要事項です。
自粛解禁に伴い湘南エリアは大混雑が見込まれます。
混雑が大の苦手な私にとって自粛に匹敵するストレスを伴うので
落ち着く頃合いを見計らって入水するか海外へ飛ぶとします。
では!!
*5月9日追記
Surfrider Foundation Japanは昨日神奈川県と協議し、看板を「海岸への立ち入りはお控えください」から「海岸を利用される方へ」に差し替えて「感染拡大防止のためのガイドライン」を示し、市民がジョギングやマリンスポーツなどの個人で行う運動に限り、マナーを守りながら気持ちよく海岸を利用できる様に提案とのことです。今後の展開に期待したいです!
本日、SFJは海岸利用のガイドラインづくりについて神奈川県と協議しました。海岸入口... - Surfrider Foundation Japan | Facebook