人間ドック受診してきました。
毎年会社で健康診断を受けるのですが
今年から人間ドックへと切り替わりました。
35歳以上ともなると色々と身体に変化が起こり始めるお年頃。健康に対する意識も徐々に高まってきています。
このブログを読んでくださってる方の大半は同世代ですので共感していただける方も多いのではないでしょうか。
お腹が出てきたり、血圧、血糖値、コレステロール値など気になる方も多いでしょう。
そんな私も例外なく健康には人一倍気を遣っていて、少しでもサーフィンを長く続けたい。その為にも不摂生を避けて健康を第一に励んできたつもりです。
そんな中寝耳に水とはこのことだなという出来事が我が身に降りかかりました。
『赤札』の如く再検査の分厚い封筒が総務の女の子から手渡されたのです。
多くの項目が例年通りA判定なのですが一ヶ所ずば抜けて悪いE判定の文句無しの一撃必殺で再検査。肝血管腫の疑いがあるとのことで震えました。
まず聞いたことのない病気でしたのでソッコーググります。
怒涛の検索をしながらもその時、初めて意識したのが『死ぬ』かもしれないという恐怖でした。
健康だけが取り柄の自分が?!なんで??と疑問ばかりが頭を巡ってる状況。次に浮かんだのが結婚して3年の妻と産まれたばかりの子供のことです。
「この子の成長を見届けることもできなくなるんだなー」という情けない気持ち。
それからまだまだバリに行っていい波を乗り倒したいなーだとか世界を飛び回って波乗りしまくりたいけど大して行けなかったなぁという後悔ばかり。(サーフィンばっかりで草)
大袈裟だなぁと思われるかもしれませんが本当にそれぐらい思いつめて相当へこみました。
結論から言うと再検査の結果、悪性の腫瘍ではなく良性でしたのでしばらく経過観察という診断を受けましたので一安心です。
普段生活をしていると当たり前のように明日がきて、なんとなく1日をやり過ごしていましたが改めて『死』を意識できたことで、このまま死んでしまったら後悔ばかりじゃないか!とわからされたのです。
風邪を引いたり身体のどこかを痛めてると健康のありがたみがわかりますよね。健康でいる限りはそんなこと考えないんです。当たり前が当たり前じゃないってことがわかる瞬間でもあります。
ショッキングな出来事ではありましたが意識を変えるとても良いきっかけになりました。
特に良かったのが自分の価値観、人生の指針となるコンパスつまり、進むべき方向がより明確になったことです。
バランスよくこなすのがベストなので優先順位をつけるのは難しいのですが真っ先に考えたのが家族のことでした。
当然といえば当然ですが今回のきっかけがなければ、意識することはありませんでした。
緊急ではないけど重要、大事なことっていっぱいありますよね。
それを書き起こして改めて整理していくことにしました。
理想はすぐ死んでも後悔のない人生を送ること。難しいけれどなんとなーく一日を終えていくマンネリ生活を少しずつ変えていくことはできます。
そのちょっとした意識の積み重ねが大事です。
今回の人間ドックの結果を知ったときと同じく仕事もトラブル続きでうんざりしているときに本屋に立ち寄り武藤将胤(まさたね)さんの『KEEP MOVING 限界を作らない生き方』を手にしました。
思い起こせば昔から壁にぶち当たると本に救いを求めるタイプでしたw
彼は27歳にして難病ALSを宣告されてしまいます。少し前にスポーツ選手や著名人をはじめSNSで頭から氷水をかぶった動画を投稿し治療の支援をする「アイスバケツ・チャレンジ」が話題を呼んだ指定難病です。
身体の動きが日々少しずつ不自由になっていきながらも諦めずに自分の好きなDJやファッションを追究していく姿勢に惹かれたし、行き場のない怒りをエネルギーに変えて突き進んでいくバイタリティーは是非見習いたいものです。
彼の支えになっている奥さんやお母さんの再婚相手のお父さんとのエピソードも素敵でした。ALSを知るきっかけになるだけでなく介護で悩んでる方にもおススメしたい本です。困難にぶつかったときに壁を乗り越える元気を与えてくれます。
たった一度きりの人生。後悔のないように!!
KEEP MOVING 限界を作らない生き方: 27歳で難病ALSになった僕が挑戦し続ける理由
- 作者: 武藤将胤
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2018/06/06
- メディア: 単行本
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