昨年の話ですが4月中旬に初めてバリ島へ行って参りました。サーフトリップとは言うもののメインは結婚式と新婚旅行を兼ねてのものです。
空港へ着いていきなりびっくり。当然かもしれませんがチェックインカウンターの行列、9割がサーファー。そういえば毎年JPSAの初戦がバリ島でしたね。有名どころの選手を何人か見つけて思い出しました。
初日は夕食をとりホテルへチェックインして終了。式も挙げさせてもらったのがジンバランにあるケラトンというホテルです。雰囲気もなかなかよかったですよ。
目の前はビーチでしたが湖でした。他が炸裂して厳しいときにやっとできるくらいの場所のようです。
2日目は妻のウェディングドレスの試着と式のイメージをつかむためにリハーサル。午後から自由時間となったので妻と一緒にエステへ。少し夕食まで時間があったので私のリクエストでクタの繁華街へ繰り出すことにしました。(ここで妻は嫌な予感がしていたと言うとります笑)
サーフショップを中心にショッピングを済ませ、お腹も空いてきたところだったので美味しそうなお店を探すことに。ちょうどテロの慰霊碑の付近だったと思うのですが歩道が狭くなったところで通路をヤンチャそうな3-4人のグループに阻まれました。一人がマリファナのような巻物を私の胸に押し当ててきて一本吸ってみないかと言われたのでそれを払いのけて強行突破。妻の腕を引っ張ってなんとか嫌な雰囲気を切り抜けました。
なんとなく良さそうなレストランを見つけてサテー(甘い味付けの焼き鳥)を食して空腹を満たしたところでお会計。そこで異変に気付きます。
なんと財布がありません。妻に少し店に残ってもらいショッピングをした店員に確認をしても当然届いているはずもなく。。。ポーチを前側に斜め掛けにして警戒していたにも関わらず掏られていたのです。
思い返すと狭い歩道のところで左手に紙袋を持ち右手で妻の手を引いていて意識が胸に押し当てられたモノにいったところで後ろからポーチのチャックを開けられ掏られていたんだと推測します。お店に戻って妻に状況を伝えると既に半べそ状態。とにかくお金もカードも手元にないため店員に相談すると妻のキャノンのカメラを担保に預けるという条件つきで店を離れる許可をもらえました。
一旦ホテルへ妻を送り念のため残しておいた現金とカードを取りに戻ることに。ホテルに着くと、なんで結婚式の前夜にこんな目に遭わなければならないのかと泣き出してしまいました。当然ですよね。自分でも情けなくて申し訳なくて何も言えませんでした。ただひたすら謝り店へ戻ることに。
今回お店~ホテルまでの往復(厳密には1往復半)でお世話になったブルータクシーのお兄さんの優しさが非常に心に沁みました。結婚式前夜であることと、スリに遭ってしまった愚痴を親身になって聞いてくれました。ろくでもない奴もいればこんなにも優しい人もいるものだと感心しました。無事支払いを済ませてホテルへ着くと妻の顔が泣きまくったせいでパンパンに腫れてました笑。妻がカード会社へ既に連絡済みでしたが盗まれた直後からすでに30分以内(盗まれていたことに気付いていなかったため)6万円近く使われてしまったらしく更に何度かATMで適当な番号でチャレンジした形跡があったとのこと。幸いにも保険ですべてカバーできましたが、まさか自分がという信じられない気持ちがずっと頭から離れませんでした。海外での盗難エピソードを聞くと甘いなと、隙を見せるほうが悪いんだと鼻で笑ってました。実際に被害に遭うと惨めですねぇ。大いに反省しました。
なんだかんだありながらも式のほうは気持ちの切り替えが夫婦そろって早いのと盛り上げ上手の仲間たちのお陰で無事済ませることができました。
今回救われたのが保険に入っていたこと。クレジットカードにもついてるようですが心配な方は任意保険もチェックしたほうがいいです。それから保険の適用には警察に被害届を出す必要があるのですが、警察官が英語も日本語も全く通じないためガイドさんに助けていただきました。一人ではまずどうにもならなかったですね。慣れていない方はガイドさんを付けることを強く勧めます。
4日目が唯一サーフィンの許可がでた(挙式前だと怪我のリスクがある)ためスランガンへ。朝一は残念ながら警察署の手続きのため時間を取られてしまいました。クラマスやその近辺が波に恵まれていなかったので厳しいかなと思ったのですが、スランガンはムネからセット頭くらいありファン風もなく最高のコンディションでした。妻も人生で一番のロングライドができ満面の笑顔に。この時ばかりは序盤の悪夢を忘れられたと思います笑
長くなったので後編はまた書きます。
ハッピーサーフィン!!