関東も梅雨入りしてさえない天気が続いております。今日も朝は肌寒いスタートでしたが、日中から気温が上がる予報なのでこまめに水分補給をして脱水症状に注意しましょう!
ここのところ珍しく波が続いている湘南エリア。
今朝も朝二から入水して大正解。面が整いだして遊べるコンディションに。
厚めながら速いか途中で消えちゃう良くありがちなパターンです。
ただそこは流石の休日の湘南。人がごった返してましたね。もうパニック状態。
最近、友人から譲り受けた6’2のフィッシュ(マジックボード!)に乗っているのですが
これが大正解でテイクオフが早い早い。奥から余裕をもって乗ってカッとべました。
自分クラスのへっぽこサーファーだと板のチョイスが重要です。
今日もたくさん目についたのがぺらぺらのサーフボードに乗った初心者サーファー。
よけて滑っていくのも一苦労です。中々スリリングで楽しめましたが危険です。
ろくに進まないのにブサイクなパドルでアウトに出て時々ひっくり返りそうになりながらもまたちょっと移動。
セットが来ても余裕で置いてかれるか巻かれる恐怖からアウトに辛うじて逃げる。もはやサーフィンではありません。
初心者にも限った話ではなく自称中級者~でも共通して言える話です。
周りを見ていても7,8割の人はずっと波待ち。セット間隔が長いのもありますが、
それを差し引いても殆ど乗れてない。
乗れないのになぜ皆レベルに合ってないサーフボードを選ぶのか。
人それぞれ理由はあると思いますが、おそらく一番は
見た目がカッコいいから。まだまだ注目度が低くメディアで取り上げられることの少ない
サーフィン。
珍しく目に触れる映像となると海外のホレあがった波で短いサーフボードで当て込みまくってるものが多くなります。
憧れから同じように自分も乗れるようになりたいと思うのは当然の衝動です。
ただ段階があります。彼ら毎日海へ向かい厳しいとレーニングを積んでいるのです。
いきなり基礎ができていないのに変な癖がつくと取り返すのも大変な労力を必要とします。
次に多いのが私の友人(初心者)でも数人いるのですが、
アウトに出やすそうだからという理由で皆早々にショートボードを検討しはじめます。
確かにショートボードの方が浮力が少ない分、沈めやすくドルフィンスルー(ダックダイブ)が容易です。
ただパドルが安定しないような人がたまたまアウトに出たところでどうなんでしょう。
パドルが遅くテイクオフもままならない。
波に乗るパドル力もないのにアウトに出たところでサーフィンになりません。
本末転倒です。
アウトに出るためには波をよく観察するべきです。カレントを利用してアウトに出るべき最も効率的なルートを見つけ出す。
次にどうしても波をくらいそうな場合はドルフィン(ダックダイブ)をするしかありません。
浮力のある板ではコツがいるのですが板の胸元付近ではなくノーズ(先端)付近を押し込めば沈められます。
当然浮力がある分、沈め始めるタイミングも早めにスタートします。それでも間に合わなければ諦めましょう笑
とは言っても波を食らってアウトに出ることを諦めなければいつかは出れます。
波のサイズが小さければプッシングスルーといって腕立て伏せの体制で胸と板の間から波を
逃がすこともできるし、
ローリングスルーといって波がきたら腹ばいの状態でレールを両手で掴み、
ボードごと横にひっくり返ります。あとは水中に潜って波が通り過ぎるのを待ちます。
ここで気を付けなければならないのが、プッシングスルーもローリングスルーも
サイズがある波では厳しいので周りに人がいないことを確認したうえで板を捨てて
潜りましょう。無理にこだわると本当にサイズのあるお化けセットなんかだと大怪我につながります。
これはもういざというときの対処法で一番はタイミングを見極めていく。これが省エネで間違いありません。
ここまで書いてもノーズの尖がったペラペラボードを選択する頑固なひともいると思いますが、大人になってからサーフィンを始める方は厚みのあるワイドな板にするべきです。
何事も目的意識をもってやることが大事。サーファーであることを知らしめたり、
アウトに出て満足することが目的じゃないですよね。誰でも自由自在に斜面を滑走できるようになりたいはず。板の選択を間違えず最短で上達しましょう!!